2015年12月5日土曜日

すずめのお宿 ― 須磨区の古刹「禅昌寺」


「禅昌寺」は、須磨区 板宿~妙法寺界隈ではよく知られたるお寺だと思います。
板宿商店街から歩いて10分程度の場所だとはとても思えない自然豊かな境内です。

「ウイキペディア」によりますと後光厳天皇の勅令により建立された西摂有数の寺院で、延文年間(1356年 - 1361年)月菴宗光の開山により創建された臨済宗南禅寺派の寺院で正式には「神撫山禅昌寺」ということです。

ちなみに神撫山は現在の高取山の旧名称だということです。

暑さ厳しい7月某日「禅昌寺」さんへ屋根の改修工事
のご相談があるということで訪問させて頂きました。

2015年12月4日金曜日

トイレの排水が詰まる ― 意外な原因

「トイレの水が流れにくくて困っている」というご相談がありましたので、訪問させて頂きました。

以前にトイレで逆流が起き大変な目に遭われたとのこと。試しにトイレの水を流してみるとナルホド少し流れにくいように感じます。
これは便器の不具合というよりも排水系統の不具合だと思い屋外に出て調査をすることに。



南天の植わっている右側にあるのがトイレ排水用の汚水桝。













2015年12月2日水曜日

祖父母から受け継いだ家 - 台所全面改修

昭和40年代に建てられた木造住宅。
今現在住まわれているのは建て主のお孫さんご夫婦とお子様たち。

もう数年もすれば築年数が半世紀を迎えますが、建て替えすることは考えずお子様に譲りたいとご希望されています。
しかし、新築当時の間取りを含め仕上げ工事もいまどきではないため、少しずつリフォームを重ねていらっしゃいます。

今回は、食堂と一体になった台所の全面改修の依頼を請け工事をおこないました。


25年ほど前に取り替えた流し台と今はほとんど見かけなくなった瞬間湯沸かし器が懐かしく時の流れを感じさせます。 


2015年3月19日木曜日

築後三十数年来の悩み ― 時折の雨漏り


今年の初めに雨漏り ― ゲリラ豪雨による被害という事例で年に数回程度雨が漏る事例を書きました。


今回の事例はそれと似たものですが、新築直後から雨漏りが発生し、三十数年経った今でも続いているというものです。


廊下天井に付いた雨染み。

相当な量の雨水が入ってきたように見えますが、三十数年にわたっての結果ですので、大量の水が入り続けているのではなさそうです。


天井点検口を設置して屋根裏を調査。

野地板・垂木・棟木に黒くなった雨染みが確認できます。











2015年1月16日金曜日

空間の有効利用 - 下駄箱をシューズクローク風に



玄関には下駄箱。


当たり前すぎてついつい見過ごしがちな下駄箱。

開けた引き戸部分がもともと造り付けてある履物入れです。
家族の増加によって容量が不足したためにトールタイプのシューズボックスを買い足されて利用されているお客様。
















2015年1月14日水曜日

Windows 7のメインストリームサポートが終了


去年の4月9日にWindows XPのサポートが終了し、あたふたと新しいパソコンに買い替えた方が周りにいらっしゃいましたが、Windows 7もメインストリームサポートが終了しました。

セキュリティ関係のサポートは引き続き5年先の2020年1月まで無償で対応してくれるそうですが、それ以外は有償になります。


インターネットの利用はスマートフォンやタブレットで・・・、という方も増えていますので個人や小規模な事業所での継続使用はそれほど戦々恐々とすることはなさそうです。

今年後半にはWindows 10が発売されそうですが今後のPCのあり方が未だ不透明ですので、使い慣れたWindows 7をあと5年間大事に使ってゆこうと思います。

2015年1月13日火曜日

雨漏り ― ゲリラ豪雨による被害

一年の内に一度あるか無いかの雨漏り事例はたくさんあります。その時の気象条件によって漏ったり漏らななかったりする厄介なものです。

ここ数年でゲリラ豪雨という言葉が一般的に使われるようになりました。
2008年7月28日に起きた灘区の都賀川水難事故の報道あたりから聞き始めたような気がします。

Wikipediaでゲリラ豪雨を検索すると冒頭にあるその説明では・・・(以下斜線部分)

 ゲリラ豪雨(ゲリラごうう Guerrilla Rainstorm)は、予測が困難な、積乱雲の発生による突発的で局地的な豪雨を指す俗語である。ゲリラ雨、ゲリラ雷雨などの呼び方もある。ほぼ日本国内でのみ用いられる用語で、気象学的に明確な定義付けはない。国際的にはこれに直接相当する言葉はなく、気象庁も予報用語として「ゲリラ豪雨」を用いてはいない。
2008年頃より「ゲリラ豪雨」という用語が頻出するようになり、2008年の新語・流行語大賞に選ばれるなどこの頃から一般語として盛んに用いられるようになった。

生活している地域などで道路が冠水したりする比較的広い範囲での被害復旧や予防は行政などの対応を待たなければなりませんが、住まいへの被害は自身で対応することができます。

今回はそのような事例です。



築年数40年ほどの戸建て木造住宅。

錆びたベランダ手摺が年季を感じさせます。













秋口のゲリラ豪雨によってベランダ下にある居間の天井に雨漏りが発生し、天井板がめくれてしまっています。

2015年1月8日木曜日

雨染み ― 徹底調査から工事へ

2013年10月5日に投稿しそのままにしていました事例です。(もう一年以上も前・・・)



お客様の賛同を得て足場を設置し屋根の調査を行いました。瓦は陶器S形瓦の3色混ぜ葺きです。
屋根形状がこのように複雑でかつ、軒とケラバの出がないデザインになっています。
近頃このような形状の屋根が多くなっています。2014年5月14日の投稿でも書きました通り、採用理由は、市街地での隣地境界線の関係が主ですが、雨仕舞いに関しては不利な形状です。






試しに最頂部の棟瓦を取り外してみました。