2013年4月6日土曜日

爆弾低気圧


昨年の4月に猛烈な春の嵐がありました。


この時に「爆弾低気圧」という言葉を初めて耳にしたように思います。

これは正式な気象の用語ではないようで、報道発表では「急速に発達する(した)低気圧」、「猛烈に発達する(した)低気圧」と言うそうです。









いずれにしても台風と同じように強風と大雨をもたらすありがたくないものです。





今日から明日にかけてまたこのような春の嵐になりそうですので、無理な外出は控えて安全な場所で嵐が通り過ぎるのをジッと待ちましょう。

しかし、このように気象予報の精度が上がったお蔭で事前の対策がとれるのはありがたいことです。

地震予知もこうなればよいのですが・・・。












1980年代中頃(昭和50年代)までの戸建て住宅の窓には必ずと言っていいほど雨戸か面格子またはその両方がついていました。

雨戸の役割は、アルミサッシが普及していない時代の窓枠は木製でしたので、アルミサッシに比べて水密性や耐風圧性能が低くそれを補う役割があったと思います。
また陽が落ちてあたりが暗くなると雨戸を閉める、すなわち防犯という役割も併せ持っていました。

近頃の戸建て住宅ではバルコニーや庭などに出入りする「掃出し窓」以外は雨戸のついていない窓が当たり前のようになっています。(集合住宅では以前からそうでしたが)
その理由はいろいろと想像できますが、主には窓の水密性・気密性・耐風圧性能が大幅に向上した結果で、今や雨戸は雨風から窓を守るという本来の役割から防犯や延焼への防火対策を主な目的としてきているように思えます。
この結果、多少の風が吹いても窓が恐怖心をあおるようにガタガタ鳴らず、雨戸を閉める習慣が少なくなってきたと感じます。
そして、ひどく荒れた天候で必要な時に雨戸を閉めようとしても雨戸の具合が悪くなっていて上手く閉まらなかったりして焦ることもありがちです。

また雨戸の形状も「引き戸」から「シャッター」と選択肢も増えています。
雨戸に板を釘で打ち付けて補強をし、台風に備えたなんていうのは「昭和は遠くになりにけり」なのですね。

ただし、窓ガラスは1枚きりのものから2枚や3枚の複層ガラスになってきたとはいえ、物が飛んできて割れることには変わりないですから爆弾低気圧や台風時にはカーテンを閉めて窓から離れたところで天気の回復を待つのが賢明だと思います。



 天気図画像 気象庁より引用 http://www.jma.go.jp/jma/index.html

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