玄関には下駄箱。
当たり前すぎてついつい見過ごしがちな下駄箱。
開けた引き戸部分がもともと造り付けてある履物入れです。
家族の増加によって容量が不足したためにトールタイプのシューズボックスを買い足されて利用されているお客様。
引き戸を閉めた状態。
シューズボックスを置いてあるため半分しか使えません。
結構ストレスがかかると思いますが、お客様は慣れているためそれほどでもない様子。
しかし、絶対的な容量不足なのでもう一回り大きなシューズボックスに買い替えようかと思ってらしたようです。
造り付けの履物入れの高さが低いので不思議に思って調べてみると、玄関に隣あった和室の収納と兼用されています。
和室側からは半間の物入れ風になっていますが、中に入っているものはめったに使わない物ばかりです。
思ったよりも大きな空間ですので、ここを単なる物入れにしておくのはもったいない。
そこで提案させて頂いたのがコレ
シューズボックスを買い替えるのをやめて造り付け部分を造り直すプランです。
和室側からの利用をなくしてすべてシューズクロークにします。
据置きタイプのシューズボックスがなくなりますので玄関内も広くすっきりと使うことができます。
奥行きが90cmほどありますので空間をムダなく使うために靴棚を和箪笥のような引き出し式にすることにします。
棚幅も90cmとすれば横に4足並び、奥に3列入りますから最低でも棚1段に12足。それを5段造ると60足以上の履物を型崩れの心配なくゆったりと収納することができます。
ご家族で一人一段を割り当てると日々の整理も行いやすいです。
このご提案にお客様の了解を頂きましたので、具体化してゆきます。
限りある空間をムダにせず、より使いやすくする知恵の使いどころです。
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