2016年1月6日水曜日

日経ホームビルダー2016年1月号に現場事例が掲載されました。

日経ホームビルダー2016年1月号に事例が掲載されました。

2015年12月号 特集「危ない雨仕舞い」の続き企画で
記事表題は 「雨漏り許さぬ 現場と納まり大公開」
工事業によるバルコニー・窓・外壁・屋根・シーリング等の各部位の雨漏り対策方法とこの分野の専門研究者及び瑕疵保険法人の設計への取り組みを紹介しています。



個別記事として 「CASE5 野地板への雨水の侵入を防ぐ」という屋根の雨仕舞に関するのもが掲載されました。
今回は個別の事例の掘り下げではなく、弊社の工事に関しての基本的な考え方と工事管理方法と標準的な納まり例を紹介して頂きました。

【雑誌への記事掲載の感想

欠陥がある建物を改修する他の事例を読むと事故内容の多様さに驚きます。
欠陥(住宅)が生まれる原因には、無理な設計・工期や予算がない・作業者と管理者の技術レベルの低さやプライドの欠如など色々な要素があると思いますが、不具合が発生するよりも前に建物に欠陥があると判っている場合とそうでない場合とがありそうです。

欠陥であると判らない場合──想定外もありますので一概に言えませんが──とは、工事に携わる担当者の無知・未熟・過失が主な原因で、この場合を本来の意味で瑕疵というのだと思います。

欠陥であると判っている場合──それなりの言い訳はあるようですが──とは、少なくとも工事を行っている作業者(自らの経験と五感で感じているはず)と、それを監ている管理者(作業者よりも情報量は少ない)達はそのことを判っているはずで、この場合では欠陥があることを「言えない」のか「言わない」のかにかかわらずこれらは故意です。

業界(業種を問わず)に属していますと取引先や仕入れ先に遠慮して、歯に衣着せぬ物言いはなかなか難しいと思います。建設業界の場合も同様で特に下請け業という立場ですと元請業者や発注者への配慮、言い換えますと自らの保身のために波風を立てないよう「見ざる、聞かざる、言わざる」にならざるを得ない場面があり、そこには消費者への配慮や利益は置き去りにされているように思います。

企業不祥事の発覚が内部告発によって明らかになる場合は──逆恨みによるものもあるのでしょうが──その道を生業としている方のプロのプライドがそう行動させるのではないかと思います。

専門雑誌へ広告ではなく記事掲載をおこなうには先述の配慮や保身する必要があれば、なかなか難しいのではないと思います。幸いなことに、私共にはそういった「しがらみ」がないため、お客様の利益を守ることと公序良俗に反しないこと以外は隠し事をせずプライドを持って業務をおこなわさせて頂いております。

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