2013年5月3日金曜日

大きな隙間


仕事の予定が順調に進み“普通に仕事”だったはずのゴールデンウィークが5月3日から6日まで4連休ができるようになりました。
こういったいい意味での誤算は、歓迎です。
しかし、突然できた大きな隙間のような4日間ですので旅行のような大イベントができるわけでもなく、いかに過ごそうかと思案していると頭の中に“Duty”という単語が大きく思い浮かびました。

我が家の建物の周りには庭とは呼べないほどの小さな植栽コーナーと通路部分があります。
そこに生えてくる雑草(これはこれでかわいそうな名前ですが)を抜く作業が、例年この時期にしなければならない事。

今日は晴天の割に午前中は少し肌寒かったのですが、昼食をとったあとは気温も上がり絶好の草むしり日和。
というわけで草むしりです。

我が家の建物周りの通路部分に生えた草。





用意した我が家の草むしりグッズ 潮干狩用の『熊手』
爪を横に寝かせた状態で草の根元に差し込み一気に手前に引きます。



草はそれほどの抵抗もなく根もろともスッと抜けてくれます。


これを草の数だけ繰り返します。

作業途中は抜けた草が地面に散らかたままです。



草を一通り抜き終わった後に熊手を本来の使い方(?)で爪を地面に向けて草だけを集めます。


一区画分を集め山にしてみました、結構な量です。



一般的に草むしりは、このような専用の道具が色々と販売されているように大変な作業です。




我が家の草むしりは潮干狩用の『熊手』だけですますことができます。
それにはそれなりの仕組みがあります。


『防草シート』といった名前で販売されているシートを地面に敷いています。
このシートは植物が成長するのに必要な日光を遮るもので、素材はポリエステルやポリプロピレンなどで除草剤などの薬品は含まれていません。


このままでもよいのですが、見栄えが悪いのでシートの上に『ジャミ石』をまいています。
ジャミ石は、粒の大きさが5~15mmほどの小石で、神社や庭園などの通路部分などによくまかれているごくありふれた小石です。これを防草シートの上に平均厚さ5cmをまいています。
これで見た目も違和感がなくなりまた。さらに、この上を歩くとジャリッ!ジャリッ!と音がしますので防犯対策にもなります。



実験的にジャミ石を敷いていない防草シートだけの部分にはシートの継ぎ目からこのように草は生えてきます。強い生命力を感じますね。



また何もしていていない土だけの部分も作ってあって、そこに生えた草を抜くにはスコップ(シャベル)で土ごと深く掘る必要があります。
かなりの力仕事ですね。 これは『ブタナ』なので根が深い。





草は防草シートだけの場合は生えにくいのですが、ジャミ石をまくことでジャミ石が土の代わりになってそこに根を張り生えてきます。
しかし、きめの細かい土に張った根を抜くのは大変な作業ですが、土に比べて大きな隙間ができるジャミ石の場合は根の抵抗も小さく簡単に抜くことができます。

シャペル(スコップ)左側が土に生えていた草、右はジャミ石に生えていた草。
土の方は細い根がたくさん生えて土をしっかりと抱え込んでいます。
ジャミ石の方は主根だけですので、これも抜くときの抵抗の差になっています。



では、防草シートを敷かずにジャミ石だけでも同じ効果が得られるのかと思いますが、根はジャミ石より下の土にしっかり届き、抜きににくくなってしまいます。


ゴールデンウィークの予定と草の根、共に大きな隙間を埋めるのは難しい!?

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