2013年5月8日水曜日

光の王国



















思いがけず4日間の大きな隙間ができましたので、『フェルメール光の王国展』を見にハーバーランドに出かけてきました。

ゴールデンウィーク後半の日曜日とあってきっと混雑しているだろうと電車で行ったのですが、案の定デュオこうべは普段見慣れない程の人混みで、展覧会会場への入館も行列覚悟でしたが、午後の早い時間帯だったせいか思いのほか並ぶこともなく切符を買ってすんなりと入館。

館内の来場者もまばらでほぼ貸切状態でした。



展示してある絵は、一枚として本物はなく すべて『リ・クリエイト』作品。
以下主催者の説明です。


re-create(リ・クリエイト)とは
「re-create」とは、複製でもなく、模倣でもない。あるいは洗浄や修復でもない。
「re-create」とは、文字通り、再・創造である。作家の世界観・生命観を最新のデジタル画像技術によって翻訳した新たな創作物である。
現存するフェルメール作品はいずれも数百年にわたる経年劣化のため、今や失われてしまった細部がある。それはけっして元通りにはならない。しかしその細部にこそフェルメールの思想は宿っていただろう。フェルメールがほんとうに描き出したかったことがそこに表現されていた。


絵が描かれた当時の色合いをリ・クリエーター達の想像力と感性を下敷きに最新のデジタル技術を使って再現したものですが、額も実物が入っているものに限りなく近づけてあるそうです。

総展示数37点ですので、会場の大きさからするとかなりゆとりのある展示スペースが確保されています。
展覧会ではめすらしく写真撮影が許されています(フラッシュは不可)が、徳島の大塚国際美術館とは違って作品に触れることはできません。




フェルメールの絵の特徴は、包み込むやわらかい光・深みのある青・黒らしい黒・視線・・・。


有名な彼女は一人、大きな壁面を与えられ謎めいた表情で見つめ続けてきます。




フェルメール作品の特徴である遠近法の解説や画面左に窓のある構図を再現した展示コーナーもあって、興味深く時間を過ごすことができました。

窓のある構図を再現した展示
写真左端の白い案内板位置からカメラを構えると見慣れた構図で写真を撮ることができます。




作品を見終わる頃になると会場は来場者で込みあってきましたので、小一時間の鑑賞を切り上げることにしました。もう少し遅く到着していれば上のような写真は撮れなかったことでしょう。
ほんとうにタイミングが良かった。

会場から出ると、入場するときには気が付かなかった展示が


NTTドコモの初代から最新機種までの携帯電話がずらりと壁一面に展示されています。
手持ちの展覧会案内を改めて見ると
【協 力】  フェルメール・センター・デルフト、NTTドコモ とありましたので納得。
こちらは、フェルメールの作品とは違ってすべて本物のようです。
かつて使っていた機種を見つけては、その当時を思い出しフェルメールの絵と変わらない程に盛り上がったのは内緒です。


会場はハーバーランドセンタービルの地下部分でしたので地上へ上がります。


空気が眩しい。


日本晴れとはまさにこのような日を言うのでしょうね こちらも光の王国。


『 umie 』が開業していました。



ハーバーランドでこれほどの人出を見るのは久しぶりのような気がします。


新しい連絡通路もできて、人の移動もし易くなったようです。


モザイク方面はさらに人が多くこれ以上先に進むのはあきらめ、新しくできたGU(ジーユー)で普段着、イズミヤの地下で食材を買い帰路につきました。

隙間を埋めるのには十分な一日でした。




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