家族が車イスを使うようになり、今まで気にならなかった道路との段差を解消したい。
錆びついて動きにくくなった勝手口門扉の開け閉めが負担になっている。
というご相談でしたので、訪問させていただきました。
【改修前】道路側からの様子 |
よく利用する勝手口と道路には約40㎝の段差があり、一人では車イスに乗ったままの出入りが出来ない状態。
【改修前】敷地内からの様子 |
【改修プラン概要】
・段差解消のために門扉下の框を解体する。
・勝手口の横幅は車イスでの出入りには少し狭いため、袖塀を解体し横幅を広げる。
・通行の支障になる樹木を伐採。
・敷地内通路の勾配がある部分は、滑りに難いようにモルタル仕上げとする。
・門扉は操作の軽いアルミ製のものにする。
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【工事中】袖塀と足元框を撤去 |
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【工事中】敷地内通路土を鋤取り樹木伐採 |
地面を掘ったり鋤取ったりする場合には、上下水道管・ガス管・電気配線管などの『地中埋設物』の有無を事前に確認または想定して工事を行うことが必要です。
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【完成】段差をなくし門扉を取替え |
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【完成】通路モルタル仕上げ |
【成 果】
道路との大きな段差がなくなり、ご希望されていました車イスでの出入りができるようになりました。段差解消と合わせて行った門扉の取替えによる操作のし易さと、通路をモルタル塗りに変更したことによる滑り止めの効果も良かったと喜んでいただきました。
道路との大きな段差がなくなり、ご希望されていました車イスでの出入りができるようになりました。段差解消と合わせて行った門扉の取替えによる操作のし易さと、通路をモルタル塗りに変更したことによる滑り止めの効果も良かったと喜んでいただきました。
【感 想】
日本は本格的な高齢者社会となり、長寿ではあるものの身体に不自由を抱え健康な時のように自宅を使いにくくなる方がたくさんいらっしゃいます。介助をされる方にとっても負担の少ない改修工事を行うことで、介助を受けるご本人も介助をお願いするのに遠慮が少なくなるのではないかと思います。
今回は、少しの工夫で住み慣れた自宅を使い続けられる事例だと思います。
【主だった工事内容】
鉄筋コンクリート製袖塀/門扉下框の解体・アルミ製門扉への取替・敷地内通路のモルタル塗り・その他付帯工事。
【工 期】
調査日を含んで延べ5日間。
鉄筋コンクリート製袖塀/門扉下框の解体・アルミ製門扉への取替・敷地内通路のモルタル塗り・その他付帯工事。
【工 期】
調査日を含んで延べ5日間。
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