2013年10月5日土曜日

雨染み ― 警告

◆ 2010年7月にエアコンの回りに水染みができている、とご相談を頂きました。


早速訪問し拝見しましたのがこの写真です。

直感的に原因として考えられるのは、外部からの雨漏りと冷媒管を通してある壁の貫通部内部で結露が発生していることを疑います。




屋外の様子を確認します。
カバーキャップです。(赤丸)
キャップと壁の隙間に雨が入ると冷媒管を伝って雨水が建物の中に浸水します。今回は隙間からの浸水の可能性が大きく、ここをしっかりと止水すれは大丈夫だと判断しました。
今回は、室内側壁が濡れて発見できましたが、壁の中だけに漏れている場合は誰も知ることなく建物を傷め続けます











しかし、壁の中の様子がわかりませんのでお客様のご要望もありエアコンを取り外して調査することになりました。














冷媒管を取り外し貫通部分内部を確認します。

穴の中には塩ビ製のパイプが設置されていて水が壁の中に入った形跡は認められなかったので一安心です。













調査後エアコンを元に戻し、外部カバーキャップ回りをしっかりとコーキングして工事を終わりました。













◆ 2013年9月台風18号が過ぎ去った後にこのお客様から壁が濡れいていますと連絡が入りました。以前と同じ場所ですか ?と尋ねましたところ 今度は反対側の窓の上とのこと。


ご連絡を頂いた週末に3年振りに訪問させて頂きました。


壁に水で濡れたような染みがあります。(赤丸)




壁と天井の取り合い廻り縁部分
















窓枠の上部分
















外部を確認します。

市街地の住宅地ですので、隣家との間が狭くうまく見ることができません。



















見上げたところ。

下に見えているのが1階部分の窓の面格子で2階にも同じ位置に窓があります。

窓両側から黒く見える筋は、窓回りに積もった汚れが雨で流されて外壁を汚しているもので特に問題なく一般的に見受けられるものです。







その上は屋根の軒先が見えます。

軒の出がない雨漏りのしやすい形状ですので要注意。










結局これといった原因が特定できませんでしたので、後日天井に穴をあけて確認させて頂くことになりました。


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